志望校選びのガイド

共通テストが近づいてきました。

高３は必死に頑張っています。多大な量の情報をインプット、そして演習でアウトプッ

トしているところだと思います。

今日は高１・２年生に向けた題材にします。

大学受験を控えた高校生にとって、どの大学に進学するかは人生の大きな節目です。

大学選びは将来のキャリアや人生の方向性に大きな影響を与えるため、慎重に考慮する

必要があります。今回は、大学受験における志望校の選び方について具体的なステップ

を解説します。

1. 勉強したい学部があるか

まず最初に、将来の夢につながるもの、もしくは自分が興味を持つ学問分野が設置され

ている学部がその大学にあるかを確認します。理系科目に興味があるのか、文系科目に

興味があるのか、または芸術やスポーツなど特定の分野に特化したいのか、それによっ

て選ぶべき大学が異なってきます。自分の将来の夢や目標に最も合致した学部のある大

学を複数校リストアップしましょう。

2. 学びたい教授がいるか

特定の教授の下で学びたい、というのも大学選びの重要な理由の一つです。その教授が

どのような研究を行っているか、どのような指導をしているかを調べ、自分が学びた

い内容と一致しているかを確認します。教授との相性は学生生活において非常に重要な

要素であり、将来的な研究やキャリア形成にも影響を与えます。

3. 就職実績

卒業後就職を考えた場合、その大学の就職支援システムや実績は無視できません。特

に、希望する業界や企業への強いコネクションを持つ大学は、就職活動において大きな

アドバンテージとなります。就職実績のデータを確認し、自分が望むキャリアに繋がる

サポートを提供しているかを評価しましょう。

4. 受験の仕組み

各大学には独自の入試方法があります。一般入試の他に推薦入試やAO入試など、多様

な選択肢が存在します。リスニングがない、英語が２倍、英検利用可、など、自分の能

力や状況に最も合った入試方法を提供している大学を選ぶことも、大学選びの重要なポ

イントです。また、入試科目が自分の得意分野に合っているかも重要な判断基準となります。

5. オープンキャンパスに参加する

実際にキャンパスを訪れることで、その大学の雰囲気や施設、学生生活を肌で感じるこ

とができます。オープンキャンパスでは、現役学生や教員と直接話すこともできるた

め、公式な情報だけでなく生の声を聞くことが可能です。これが、自分にとって最適な

学習環境かどうかを判断するための大きな手がかりとなります。

6. 国公立大学、私立大学の順番で検討する

国公立大学と私立大学では、学費や教育内容、キャンパスの雰囲気など多くの面で違い

がありますが、最も注意すべき点は受験科目数です。国公立大学は多くの場合全教科が

求められますが、私立大学では3教科や2教科で受験するところが多く存在します。全教

科を勉強しておけば、必要に応じて科目数を減らすことは十分可能ですが、最初から3

教科だけを勉強していて後から全教科に増やすのは現実的に非常に厳しい選択となりま

す。国公立を目指してまずは全教科を勉強し、その後国公立を志望校とする場合はその

まま勉強を継続し、私立を選択する場合は教科を減らして勉強を進める方が効率的で

す。

 

以上のステップを踏むことで、最適な大学選びができるようになります。情報をしっか

りと集め、慎重に選択を行うことで、充実した大学生活を送ることができるでしょう。

 

ブランド名にこだわらず、自分のやりたい学問をしっかりと考えて大学選びをしてほしいと思います。

 

今日はここまで。